法律の中の風俗

「風俗」は何気なく使ってしまう言葉ですが、実態はどうなっているのでしょうか。まず、法律でどのように規定されているのかを見ていきます。一般的には性的なお店を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、実際には性に関係がない風俗店というものが存在します。
風営法について
『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律』、通称風営法。風俗店とそうでないお店を決めているのがこの法律です。お客さんに飲食物を提供したり、もてなしたり、遊具で遊ばせたりするお店が該当します。したがって、喫茶店やゲームセンター、パチンコ屋なども風俗営業とみなされてしまいます。
風俗店というと、ソープランドやファッションヘルスなどを連想するのが普通です。しかし、それだけという訳ではないようです。もちろん、日常で「フーゾク」と言った場合には、アダルトなサービスを提供しているお店をさします。法律がどうなっていようが、不用意に口に出すと相手を不快にさせる可能性があるので気をつけましょう。
なぜ「風俗店」と呼ばれるか
大人のお店だけが「風俗店」と呼ばれるのはなぜでしょうか。だれもゲーセンをそう呼んでいる人はいません。たとえ、法律上は風俗営業だったとしても、です。わたしたちが思い浮かべるお店は、風営法の中では『性風俗関連特殊営業』とされています。風俗店の中でも、特に性的な内容を扱っているお店、ということですね。
ソープやヘルスなどをはじめとして、ラブホテルやストリップ劇場、個室ビデオ視聴室などが含まれています。
風俗とはもともと、風習や慣習という意味合いの言葉です。そこにもともとアダルトな意味は含まれていません。しかし、性の習慣の事を「性風俗」といいます。そのため、成人向けの性サービスを提供している店舗を「性風俗店」と呼ぶようになったという背景があります。
18禁の大人の世界
風俗店の特徴として、18歳に満たない人は利用できないというものがあります。たとえ、性的なサービスを提供していなくても入店することができません。これは条文の中にもはっきりと書かれていることです。一部の遊技場には、子どもでも入ることができますが、時間帯の制限がされています。
また、客だけでなく、そこで働く人の年齢にも規制がかかっています。同じく18歳未満は、接客することが認められていないようです。

普段何気なく使っている言葉ですが、法律でしっかりと定義がされています。風俗、つまり人間としての習慣の中に、遊びや飲食、そして性が入っている。ヒトはセックスから逃れられない運命にある、とさえ感じられますね。