性欲ってそんなに大切?

草食系男子という言葉が最近流行っています。女性に対してがつがつしない男性を表すこの言葉。若者の性への関心の薄さが感じられます。性欲を解消することがそんなに大事なのか。もっと大切な事がほかにあるのではないという疑問の声が上がっています。
性欲は邪魔なもの?
性欲なんて無くなった方が良い。こんな意見が男性からも女性からもあるようです。曰く、ムラムラするだけで生産性のないものなんかあっても無駄、とのこと。確かに、性の欲求が無くなったらそれはそれでメリットが多いのかもしれません。

セックスやオナニーは、結構長い時間が必要です。少なくとも数分で終わるものでもないでしょう。もし一週間で3時間性行為に費やしていたとして、それをすべてほかのことに回せたらどうでしょう。勉強もできるし、お金を稼ぐこともできます。

もし性欲が無くなったら、世の中の犯罪が少しは減るのかもしれません。年々少なくなってきてはいるものの、レイプ犯罪は後を絶ちません。痴情のもつれや、恋愛がらみの事件も元をたどれば性が関係しているものです。
仙人のように生きよう
セックスが無くなったら、味気のない世界になる。この意見への反論があります。性行為よりももっと楽しい行為はいっぱいあるじゃないか、というものです。本を読んでも勉強になるし、スポーツも良い。それこそ勉強だって知識が頭の中に入ってくるのは素晴らしいものです。

もし異性がいたからと言って性的な関係になる必要はありません。お茶でも飲みながらおしゃべりしたり、趣味に興じるのも悪いものではないでしょう。性欲が無くても、世の中は十分楽しいことに満ちています。
セックスレス夫婦でも幸せに
性行為をしない夫婦が不幸せかというとそんな訳はありません。セックスレスでも十分に家族だんらんをしながら暮らしています。子どもの事に悩んだり、日常の些細な事件に一喜一憂するのが楽しいのだそうです。性の不一致で悩んだり、不倫で大事件になることもなく至って平和な生活です。

焦がれるような性欲に身をやつしながら、お互いに貪りあう事を至上の喜びとしているカップルと比べたらなんともささやかな幸福に見えますが、その幸せを否定することや、大小で比べることはできません。

確かに性欲は人間の中で最も強いものの一つです。性が世の中を動かしているということも確かにあります。しかし、セックス以外の楽しみも現代には満ち溢れています。禁欲的で穏やかな生活をすることが喜び、という人々にとっては、性欲そのものへの執着を無くすというのは筋の通った選択肢なのかもしれません。